
こんにちはRYUです。唐突ですが、皆さん車の修理ってDIYしますか? 私は車が一番の趣味なので、オイルやバッテリーの交換、ブレーキパッドの交換など、メンテナンスは「好んで」やる方です。今回、奥さんの車のエアコンの効きが悪くなってきたのでDIYで修理してみることにしたんですが、幸いやってみたら大成功!だったので、以下にご報告したいと思います。
良くあるエアコンのガス抜け
さて、今回メンテナンスしたのはウチの奥さんの車、ルノールーテシア(1.2Lターボ)です。エアコンの冷媒となるフロンガスが抜けたようで、吹き出し口から出る風が生暖かくなってしまいました。

実は今年5月にも同様な症状が出て、エアコンガスを補充したんですが・・・半年も持たずに抜けるということは?ガス循環するラインのどこかで漏れている!という事になります。
・・・というわけで、冷媒のフロンガス(画像左)だけでなく、漏れ止め材「Dr.Leak」(画像右)も同時に注入することにしました。ちなみにネット通販で左が800円程度、右が3,800円程度です。缶の上部(グレー塗装の部分)に後述するレベルゲージ内部の針を刺し、ガスを噴出させます。

そしてガスを注入する道具「レベルゲージ」がこちら。左側をフロンガス缶に繋ぎ、右側を車のエアコン配管の低圧バルブに接続します。ガスの圧力は中央のレベルゲージで確認でき、「緑=不足、青=適正、黄色=やや過多 赤=過多」を意味します。このレベルゲージも、ネット通販で2,000円程度で入手できます。

接続する順番をお間違いなく
さて、ではいよいよ漏れ止め材とフロンガスをチャージしてみましょう。作業はスパナやドライバーなどの工具が必要ないので、さほど難しくありません。ただ「接続の順番」を間違えると、エアコンのラインにエアが混入して冷えなくなってしまう!ので、順番だけは何度も確認してから作業を初めてください。手順は以下になります。
1.レベルゲージ左側の蝶ネジを緩める方向に回し、中にある針を引っ込めます。
2.漏れ止め材(もしくは冷媒フロンガス)の缶をレベルゲージの左側に接続します。缶自体をネジ回しすると締められます。

3.車体側のエアコン配管右側の低圧バルブのプラキャップを外して、レベルゲージ右側のパイプを車側の低圧バルブに接続します。ちなみにバルブのサイズは輸入車も日本車も共通です。

4.エンジンを始動してエアコンを最低温度&最強風量にします。
5.漏れ止め材の缶を、緩める方向に少し回してエア抜きを行います。車体側から来た冷媒のガスがレベルゲージ配管内の空気を押し出しながら抜けるので、「シュツ!」という音がしたら再び缶を締めてください。ちなみにこの段階で、ガス圧を示すゲージは緑色の位置にあり、ガス圧不足を示しています。
6.漏れ止め材の缶を強く振ります。続いて漏れ止め材の上部にある蝶番を締める方向に回し、内部にある針で缶に穴を開け、漏れ止め材がラインに流れ出るようにします。漏れ止め材が液体なので、液体が流れ出るよう、缶は下向きにしてください。減った分のフロンガスはまだチャージしていないので、バルブのガス圧の目盛りはまだ低い状態(青と青緑の中間)を指しています。缶が空になったら漏れ止め材の注入は終了!

終了後は、車体側の低圧バルブに付けたゲージの配管を外すんですが、ここでひとつ注意が必要です。外すバルブ部分にウエス(布)を当ててください。
漏れ止め材の中に蛍光色の液体が入っているので、ウエスが無いと蛍光剤が飛び散って大変なことになります。

外れました♪ 今度はここに、不足していたエアコンガス(フロンガス)の缶を接続します。

上記1~6と同じ手順で、今度はレベルゲージの左側にエアコンガス缶をねじ込みます。必ず蝶番を緩める方向に回して、内部の針を上げてからガス缶をネジ込みましょう。

次にエアコンガスの缶を緩める方向に少し回し、「シュツ」という音がしたらエア抜き完了です。再び蝶番を締める方向に回して内部の針を缶の上部に刺し、再び蝶番を緩めてフロンガスが車体側に噴出するようにします。
さらにここで、もう一工夫が必要なんですが・・・缶内で液体になっているフロンガスが気化する際には、気化熱の作用により缶が急激に冷えます。缶が冷たくなると内部の液化したガスが気化しないので、50~60度程度のお湯に漬けて温めるとスムーズに気化します。熱湯は危ないので使わないでください。

5分ほど待つと、ゲージのガス圧の目盛りが青の範囲の中間くらいになり、ガス圧が適正範囲に復旧しました。缶の中の液化したガスが完全に空になったら終了。バルブを車体から取り外して、プラキャップを締めてください。

これで全ての作業が完了しました。その後、2週間ほど経過しましたが、ガスが抜けることもなく、気温が高い日でも十分エアコンが冷えています。この漏れ止め剤は大きなリーク(漏れ)や他の故障原因(エバポレーターやエキパンバルブの不具合など)には対応できないんですが、少しずつガスが抜けるような、小さな漏れには効果抜群です。
コツを掴んだので、他の車でエアコンのガス抜けがあったら?次もDIYしてみようと思います。例の「接続の順番」さえ間違えなければ作業自体は難しくないので、カーエアコンに不具合がある方は!?ぜひ自己責任でお試しください。 (RYU)