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マーケティング

2025.6.15

実例で見る!
BtoB企業が動画を活用した事例と成功の秘密

BtoB_Movie_01

こんにちは。今回は、メディア露出の少ないBtoB企業だからこそ、真っ先に取り組むべきマーケティング施策、「動画活用」についてお話しします。


動画のもつ「価値」を伝える力


動画は、現代のマーケティングにおける最重要ツールの一つとして、多くの企業に活用されています。

特にBtoB企業においては、顧客に提供する製品やサービスを超えた、「価値」を伝えるための最適な手段となります。ここでは、動画がなぜBtoBビジネスにおいて不可欠なのか、その理由を掘り下げます。

・視覚と音声で情報を最大化
テキストや画像では伝えきれない複雑な情報も、動画なら視覚と音声を組み合わせることで、わかりやすく伝えることができます。例えば、製造プロセスの様子や製品の操作方法を動画で示すことで、顧客は具体的なイメージを持ちやすくなります。これにより、取引の検討プロセスがスムーズになるのです。

・感情に訴えかけるストーリー
BtoB企業が提供するのは、単なる商品ではなく、顧客にとっての「解決策」や「未来への価値」です。動画は、ストーリー性を持たせることで、視聴者の感情に訴える力を発揮します。たとえば、「企業がどのようにして顧客の課題を解決したのか」を紹介する動画は、単なる数字では表現できない、信頼や共感を呼び起こします。

・他社との差別化
競合が多い市場で、動画は企業の独自性を伝えるための有効な手段です。製品の優位性だけでなく、企業文化や社員の情熱、取り組む姿勢を見せることで、他社とは異なるブランドイメージを形成できます。

これらのポイントから、動画は単なる広告ツールではなく、BtoB企業の価値を広く伝えるための戦略的な武器であることがわかります。

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BtoB企業における動画の役割


BtoB企業にとって、動画は単なる商品紹介を超え、「価値観」を効果的に伝えるための強力な手段です。ここでは、動画がどのように企業のメッセージを形作り、顧客やパートナーとの関係を深めるかを解説します。

・製品を超えた「価値観」の伝達
製品やサービスの機能を詳しく説明するだけでなく、動画はその背後にある「企業の理念」や「価値観」を伝える力を持っています。たとえば、持続可能性に配慮した製品づくりを紹介する動画は、環境意識の高い企業としてのイメージを視聴者に印象づけます。これにより、単なる取引先としてではなく、共に価値を創出するパートナーとして選ばれる可能性が高まります。

・共感を呼び起こすストーリーテリング
動画は視覚と音声を駆使し、視聴者の感情に訴えることができます。たとえば、企業の創業ストーリーや現場スタッフの日常を描いた動画は、視聴者に企業の人間味や温かみを感じさせ、深い共感を生み出します。このような共感は、長期的な信頼関係の構築につながります。

・決裁者に響く情報伝達
BtoBの商談では、複数の部門や決裁者に情報が伝わることが求められます。動画は、製品の導入メリットやサービスの価値をわかりやすく整理し、短時間で効果的に伝えることが可能です。これにより、プレゼン資料や会議の議題としても活用され、提案の成功率が高まるでしょう。

動画の力を活用することで、BtoB企業は単なる商品提供者ではなく、信頼されるパートナーとしての地位を確立できます。

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成功企業の実例


動画を効果的に活用して成功を収めたBtoB企業の事例は数多く存在します。ここでは、弊社で動画制作をした成功事例をご紹介します。

一般社団法人の事例
一般社団法人日本ロボット工業会の専門部会「ORiN協議会」から、ミドルウェア「ORiN」の認知拡大のための動画制作の依頼を受けました。一般経営者には理解の難しい、開発ポリシーや更新スタンスを伝えるため、「壁を超える」というブランドイメージを付与した動画を制作。その後3年間にわたり、展示会で放映したり、Webサイトや公式YouTubeチャンネルで配信したりと、周知活動を継続しました。その結果、新たな企業の支持を集めることとなり、ミドルウェアの有償版ライセンス数を、60%以上増加させることに成功しました。

ORiNブランディング動画
  • ORiNブランディング動画


    製造業の事例
    日東工業株式会社は、Webサイトから製品設計ができるサービスを開始しました。そのサービスのユーザー便益と、操作案内の動画を制作して、公式YouTubeチャンネルで配信。動画へ誘導するWeb広告の相乗効果で、新規申し込み企業が増え、同サービスへの加入社が年間250%以上向上しました。

    スマートオーダーキャビネット動画
  • スマートオーダーキャビネット動画


    造園業の事例
    大島造園土木株式会社では、社員たちの日常や製造現場の風景を動画にまとめ、リクルートサイトと公式YouTubeチャンネルにて配信。リアルな現場の様子と働く人々の熱意が視聴者に共感を呼び、動画配信をきっかけに、新規採用への応募が増加しました。

    大島造園リクルート動画
  • 大島造園リクルート動画

    これらの事例が示すのは、規模に関係なく、動画は「企業や組織」「製品やサービス」のストーリーを効果的に伝える強力なツールであるという点です。


    動画制作のプロセスと成功のポイント


    動画制作は計画的に進めることで、その効果を最大化できます。ここでは、成功する動画制作のプロセスとポイントを解説します。

    1. コンセプト設計
    動画制作の最初のステップは、伝えたいメッセージを明確にすることです。ターゲットとなる視聴者を具体的に設定し、どのような価値を伝えたいのかを整理します。

    2. シナリオの作成
    視聴者の興味を引きつけるシナリオを構築します。ストーリー性を持たせることで、視聴者に深い印象を与えやすくなります。

    3. 撮影と編集
    プロフェッショナルな撮影と編集によって、視覚的にも訴求力の高い動画を制作します。品質の高い映像は、視聴者の信頼感を高める重要な要素です。

    4. 配信と分析
    動画を公開した後は、その効果を測定するためにデータを分析します。視聴回数やエンゲージメントをチェックし、次の施策に活かします。

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    小さく始める動画活用のガイドライン


    動画制作は、必ずしも大規模な予算を必要としません。ここでは、少ないコストで始められる方法を紹介します。

    1. 短尺動画から始める
    30秒から1分程度の短尺動画は、手軽に制作できるだけでなく、SNSでの拡散力も高いです。製品紹介や現場の風景を気軽に撮影してみましょう。

    2. スマートフォンを活用
    高性能なカメラを持つスマートフォンを使えば、専門的な機材がなくても、十分な画質クオリティの動画を作成できます。

    3. 試行錯誤を重ねる
    初めての動画は必ずしも完璧である必要はありません。試行錯誤を繰り返し、視聴者の反応を見ながら改善していくことが重要です。

    BtoB_Movie_05

    まとめ


    動画を活用したBtoB企業のストーリーは、単なる製品の紹介にとどまらず、「価値観」や「企業・組織の個性」を伝える力を持っています。

    成功事例に学びつつ、計画的な動画制作と適切な活用方法を取り入れることで、自社のブランド価値を効果的に発信できます。

    まずは小さな一歩から、「企業や組織」「製品やサービス」のストーリーを、動画で語る挑戦を始めてみてはいかがでしょうか。

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  • 「わたしたちは60年にわたりメーカーを支援してきた、愛知県名古屋市のデザイン会社です」

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