いよいよ明日、2026 FIFAワールドカップが開幕します。
今では日本代表がワールドカップに出場することは当たり前のように感じられます。
しかし、私たち40代にとっては少し違います。
ワールドカップ出場は、かつて日本サッカーの大きな夢でした。
あの日、ワールドカップは遠い世界だった

1993年。私は小学生でした。日本中がテレビの前で応援したワールドカップ予選。
あと少しでワールドカップ初出場というところで同点に追いつかれ、日本の夢はあと一歩のところで消えてしまった、ドーハの悲劇。
試合終了の瞬間、選手たちがピッチに座り込み、うなだれる姿が映し出されました。
あの時の選手たちの光景は今でも鮮明に覚えています。
ワールドカップは、それほど遠くて大きな夢だったのです。
日本中が歓喜したジョホールバル

それから4年後、1997年。今度は中学生になった私は、ジョホールバルの歓喜を見ていました。
延長戦にもつれ込んだアジア最終予選。
そして岡野雅行選手のスライディングシュート。
ボールがゴールネットを揺らした瞬間、日本中が歓喜に包まれました。
今でも「ジョホールバル」と聞くと、真っ先にあの岡野選手のスライディングシュートを思い出します。
ドーハで涙を流した日本代表が、ついに自らの力でワールドカップへの切符をつかみ取った瞬間でした。
当たり前は、当たり前ではなかった

日本代表は1998年フランス大会で初出場を果たして以来、
1998年 フランス大会
2002年 日韓大会
2006年 ドイツ大会
2010年 南アフリカ大会
2014年 ブラジル大会
2018年 ロシア大会
2022年 カタール大会
2026年 北中米大会
と、8大会連続でワールドカップ出場を決めています。
今の子どもたちにとって、日本代表がワールドカップに出場することは当たり前かもしれません。
しかし、私たちの世代は「出場できるかどうか」で一喜一憂していた時代を知っています。
ワールドカップ出場そのものが目標だった時代が、確かにあったのです。
日本サッカーは確実に進化している

当時は海外で活躍する日本人選手はほんの一握りでした。
しかし今では、多くの選手がヨーロッパのトップリーグでプレーしています。
かつての目標は「ワールドカップ出場」。今の目標は「ワールドカップ優勝」。
30年前には想像できなかった景色です。
夢は叶うと、当たり前になる
不思議なものです。あれほど遠かったワールドカップも、今では出場することが当たり前になりました。でも、その当たり前は突然生まれたものではありません。
ドーハで悔し涙を流した選手たち。ジョホールバルで歓喜した選手たち。
そして、日本サッカーを支えてきた多くの人たちの努力の積み重ねがあります。
明日から始まる2026 FIFAワールドカップ。
試合結果ももちろん楽しみですが、私は日本サッカーがここまで成長したこと自体を誇らしく感じています。
かつて「出場すること」が夢だった日本が、今は「優勝」を目指している。
そんな日本サッカーの進化を感じながら、今大会を楽しみたいと思います。