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デザイン

2023.12.1

Bardに「これからのデザイナーのあり方」を訊いてみた




こんにちは。みなさんの中に、Googleの「Bard」というサービスを聞いたことがある方はいますか?

まだ試験運用中の、無料AIチャットボットサービスです。

今、AIチャットボットの世界では「ChatGPT」が一番有名ですが、情報鮮度の点では「Bard」の方が優れていると言えます。

なぜなら、「ChatGPT」は「過去の学習データ」を活用しており、「Bard」はGoogle検索を使った「現在のデータ」を活用しているからです。

ただ、どちらのチャットボットが良いかは、使用用途によって異なるでしょう。

間違いが発生する点はどちらも一緒で、文章力では「ChatGPT」の方が優秀と評価されています。

ですので、最新情報をベースとしたテキストを生成したい場合は「bard」が、会話型AIアプリケーションを開発したり、人間らしい会話をしたい場合は「ChatGPT」が適していると言えるでしょう。

現状の「ChatGPT」では、例えば、最新ニュース記事のまとめ文生成はできないですから。


では早速「Bard」に質問します。


前置きはこれくらいにして、「Bard」に本題の「これからのデザイナーのあり方」について尋ねてみたら、以下のような回答が返ってきました。

Bard

①AIやテクノロジーを活用したデザインの可能性
AIやテクノロジーの進歩により、デザインの領域も大きく変化しています。例えば、AIを活用した自動デザインや、VRやARを活用した体験型のデザインなど、これまでにない新しいデザインが生まれています。これからのデザイナーは、AIやテクノロジーを積極的に活用して、新たな価値を生み出すことが求められるでしょう。

②ユーザーの視点に立ったデザインの重要性
デザインは、ユーザーに価値を提供するものであるべきです。そのため、これからのデザイナーは、ユーザーのニーズや課題を深く理解し、ユーザーにとって価値のあるデザインを追求することが求められるでしょう。ユーザーインタビューやアンケート調査などを通じて、ユーザーの声を積極的に収集し、デザインに反映させることが重要です。

③デザインの社会的な役割
デザインは、社会や人々の生活にさまざまな影響を与えます。これからのデザイナーは、デザインの社会的な役割を意識し、持続可能な社会の実現や社会課題の解決に貢献するデザインを追求することが求められるでしょう。例えば、環境に配慮したデザインや、誰もが使いやすいデザインなど、社会課題の解決につながるデザインを検討することも考えられます。

驚きました。まさに要点が完結にまとめられている。AIチャットボットは、情報整理にはもってこいのツールと感じました。



活用方法を、もっと具体的に訊いてみました。


さらに、「テクノロジーを活用したデザインの可能性」について、「もっと具体的に」と尋ねてみました。

Bard

AIやVR、ARなどのテクノロジーの進歩により、デザインの領域は大きく変化しています。これらのテクノロジーを活用することで、これまでにない新しいデザインが生まれ、デザインの可能性はさらに広がっていくでしょう。

●AIの活用の具体例
AIを活用したデザインでは、AIがデザインの一部を自動的に生成したり、デザインの精度や効率を向上させたりすることが可能です。例えば、AIを活用した自動デザインでは、AIがユーザーのニーズや好みに合わせて、デザインの案を生成することができます。また、AIを活用したデザインレビューでは、AIがデザインの欠陥や改善点を指摘することができます。

●VRやARの活用の具体例
VRやARを活用したデザインでは、ユーザーが仮想空間や拡張現実の中でデザインを体験することができます。例えば、VRやARを活用したプロトタイピングでは、ユーザーに実際の製品やサービスを体験してもらうことで、より効果的なフィードバックを収集することができます。また、VRやARを活用したシミュレーションでは、製品やサービスの使用状況をシミュレーションすることで、より安全で効率的なデザインを実現することができます。



このテキストの後に、「デザインの可能性」についての3つのベクトルが示されていました。

Bard

テクノロジーを活用したデザインには、以下の3つの大きな可能性があります。

①ユーザーの体験を向上させる
テクノロジーを活用することで、ユーザーがデザインをより身近に、より深く体験できるようになります。例えば、VRやARを活用することで、ユーザーは実際に存在しないものを体験したり、現実世界と仮想世界を融合させた体験をしたりすることができます。

②デザインの効率化・自動化を実現する
テクノロジーを活用することで、デザインの一部を自動化したり、デザインの精度や効率を向上させたりすることができます。例えば、AIを活用することで、デザインのアイデア出しやデザインレビューを効率化することができます。

③新たなデザインの創造を可能にする
テクノロジーを活用することで、これまでにない新しいデザインを生み出すことができます。たとえば、VRやARを活用することで、現実世界では実現できないようなデザインを実現することができます。

続いて、これらを実現するためのデザイナーに必要なスキルについても述べています。

Bard

テクノロジーを活用したデザインの可能性を最大限に引き出すためには、デザイナーに以下のスキルが求められます。

①テクノロジーの理解
テクノロジーの基礎知識や最新のトレンドを理解する必要があります。

②ユーザーの視点に立った思考
テクノロジーを活用したデザインは、ユーザーの体験を向上させることが目的です。そのため、ユーザーのニーズや課題を深く理解し、ユーザーにとって価値のあるデザインを追求する必要があります。

③創造性
テクノロジーを活用することで、これまでにない新しいデザインを生み出すことができます。そのため、デザイナーには創造性も求められます。

これからのデザイナーは、テクノロジーを積極的に活用し、新たな価値を生み出すことが求められるでしょう。テクノロジーの理解やユーザーの視点に立った思考、創造性など、これからのデザイナーに求められるスキルを身につけて、時代の変化に対応できるデザイナーを目指しましょう。

納得の内容です。特に若いデザイナーにとっては重要な指針になることと思います。



さらに「デザインの効率化・自動化」について訊いてみます。


テクノロジー活用の可能性で気になった、「デザインの効率化・自動化」の具体例を挙げるように促してみました。

Bard

AIを活用して、新しいデザインを生み出す事例です。例えば、AIを活用して、今までにない新しいデザインのアイデアを生成したり、デザインのパターンやバリエーションを生成したりすることができます。

具体的な事例としては、以下のようなものが挙げられます。

●Googleが開発した「Deep Dream」
「Deep Dream」は、AIを活用して、画像を加工して幻想的な風景を生成できるサービスです。ユーザーがアップロードした画像をAIが解析し、その画像に含まれる特徴を抽出して、新たな画像を生成します。

●Adobeが開発した「Adobe Sensei」
「Adobe Sensei」は、Adobeの製品やサービスに搭載されているAIエンジンです。画像の解析や生成、デザインの自動化など、さまざまな用途で活用されています。

●Autodeskが開発した「Autodesk Generative Design」
「Autodesk Generative Design」は、AIを活用して、最適な設計を自動的に生成するサービスです。設計者は、目的や制約などをAIに入力すると、AIがさまざまな設計案を生成します。

これらの事例は、AIを活用したデザインの可能性の一端を示しています。今後もAIの進歩により、さらに多くのAIを活用したデザインが生まれてくるでしょう。

さすがGoogleのチャットボットなので、真っ先にGoogleサービスを挙げてきますね。(試しに使ってみますかね)

私たちのようなグラフィック&Web系のデザイン会社は、Adobeサービスを日常業務で使用しています。

そのため、Adobeアプリケーションを使用する中で、自動化は進んでいることは体感していますが、現状では「使えるモノ、使えないモノの玉石混交」という感じです。(使い方が悪い可能性も……)

個人的には、PhotoshopとXDの自動機能は、場合に応じて使ってますが、まだちょっと物足りなく、これからの進化に期待しながら様子を見ている感じです。

また、建築設計事務所などでは、これからどんどんAIの活用は進んでいくんでしょうね。建築業界は数年前から大型物件にはBIMが導入されていて、DXが進んでいるようですから。

※BIM=Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称で、コンピューター上に現実と同じ建物の立体モデル(BIMモデル)を再現して、よりよい建物づくりに活用していく仕組み。(構造計算・シミュレーション検証・分析などに活用)



まとめ


現在、テクノロジーの進歩により、デザインの領域は大きく変化しています。

AIやVR、ARなどのテクノロジーを活用することで、これまでにない新しいデザインが生まれ、デザインの可能性はさらに広がっていくでしょう。

今回は、①テクノロジーを積極的に活用し、②ユーザー視点に立って、③新たな価値を生み出すことが、これからのデザイナーには求められると、「Bard」から教わりました。

昨今では、オリジナリティやクオリティにこだわらなければ、誰でもそれらしいデザインを、AIで自動生成できるサービスが乱立しています。

「テクノロジーの活用」「コミュニケーション力」「課題解決力」をアップデートしないデザイナーは、いずれAIに及ばないと判断されることになり、生き残れない時代になっていくことでしょう。

最後に、グラフィックデザイナーとしての「そもそものスキル」について、とても良くまとまったnote記事があったので、以下のリンクでご紹介します。ではまた。

  • デザイナーとして身につけたいスキルが視覚的に分かる「グラフィックデザイナースキルマップ」


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